レーザー加工機導入におけるポイント

中古機械(非認定)の購入・設置サポート

安価に購入したい、すぐに欲しい時に有力となるのが中古機械の購入。

どんな時に、中古機械が最適なのか、購入する時は何に注意しないといけないのか、

こちらで説明いたします。

1.どんな時に中古機械購入が最適か

以下のような場合には中古機械が最適です。

 

1)予算が少なく、新品の購入が難しい時

2)短納期で必要な時

3)新品では費用対効果が合わない時

4)既設機と同じ操作方法で、垂直立上をしたい時

 

ただし、短納期・垂直立ち上げの際に問題となってくるのが電波法です。

電波法に適した機器にするためにレーザー加工機を移設するために改造工事が必要です。

中古機はもちろんお客様の工場間で移設する際にも工事する必要があります。

 

改造工事の部品納期は最大2か月ほどロスを見込む必要があります。

発振器により改造に必要な部材が異なりますが、基本はフェライトコアとシールドです。一部発振器の場合は、フィルターボックスが必要で、部品費用が高くなります。部品は在庫がなく、納期は約60日となります。工事費用は発振器により異なりますが、概算で20~50万前後です。

2.何割程度の削減が可能か(相場価格)

(例:三菱CO2_スタンダード機種、本体機のみ)

 

機械の状態や、大きさなどにも価格は左右されますが、

弊社が関わった事例をあげると概ね以下のような相場感になります。

 

・ML2512HV-20CF2(2007年製)600~700万円(新フロン未対応チラー)

・ML2512HVⅡ-20CF3(2011年製)1,000~1,200万円

 

年式、サイズ、発振器の能力、上記フロン対応済みかどうかにより価格が変動します。

その他、周辺機器、CAD/CAM、メンテナンス費用(使用状況により大幅に変わる)が必要になりますので、実際の費用については問い合わせが必要です。

3.中古機械を購入する際のリスク 

中古機械にはリスクがつきものです。

弊社がサポートすることでリスクを最小限にできるように注力いたしますが、

どうしても加工機の状態、周辺機器の有無により、購入価格はもちろん、購入後にも先ほど示した費用がかかる事があります。

 

考えられるリスクとして、以下のようなものが挙げられます。

 

・基盤の故障

・駆動軸の故障(ボールネジ劣化)

・冷却装置の故障

・冷却装置が改正フロン法対象機でない場合、フロンガスを使用する修理不可

・各種ジャバラの劣化

・各種バッテリーの劣化

・発振器のメンテナンス不足(電極清掃および交換、軸流送風機交換、熱交換器交換等)

・各種ミラーの劣化

・周辺機器の故障

・周辺機器が無い場合、お客様にて準備が必要

・CAD/CAMのバージョン情報(対応OSの確認必要)

・CAD/CAMが無い場合、お客様にて準備が必要

・工場基礎の確認(基礎工事が必要となる可能性あり)

・電波法に対応するための改造工事が必要

4.レーザー加工機お役立ちナビでできること

以下のように放電加工関連のノウハウを活かして、中古機械の選定から、設置、アフターフォローまでワンストップで対応可能です。

 

・お客様に合った機械を探す

・実機の同行見学

・価格交渉

・手配、日程調整(重量屋、サービスマン、加工技術等)

・導入後のアフターフォロー

・保守の終わった保守部品を含めた部品調達(サービス会社である、三菱電機メカトロニクスエンジニアリング株式会社にて部品を在庫、保有しております。)

 

詳細は、以下のお問い合わせページにてご相談いただくか、資料をダウンロードください。