2020.11.30
レーザー加工機レビュー

三菱ファイバレーザー加工機 GX-Fシリーズ

三菱ファイバレーザー加工機の最新機種「GX-Fシリーズ」は、世界で初めてAIを搭載したレーザー加工機です。今回はそのGX-Fの主なラインナップや特徴、各機種共通の特徴をご説明いたします。

GX-Fシリーズの主なラインナップ>

形名

ML3015GX-F40

ML3015GX-F60

ML3015GX-F80

移動方式

光走査方式

対象ワーク寸法

3,050×1,525mm

ストローク

X3,100 Y1,565 Z120mm

早送り速度

XY軸(合成):最大170m/min

位置決め精度

XY軸:0.05/500mm) Z軸:0.1/100mm

繰返し精度

XY軸:±0.01mm

発振器定格出力

4kw

6kw

8kw

電源入力

43kVA

50kVA

56kVA

※その他、40206030サイズも対応可能です。

GX-Fの主な特徴>

・AIアシスト

 三菱AI技術「Maisart」により加工中の音と光からAIが加工状態を判断。

 AIによるレーザー加工条件を自動調整する機能を、世界で初めてレーザー加工機に搭載し、「とまらない加工機」を追求しました。

 加工中に加工不良を発生させる大きな要因として「ノズルの損傷、変形」があります。本機に搭載可能なAIノズルモニタ(一部のスペックではオプション選択必要)を使用することで、ノズルチェンジャでノズル交換時にノズルの状態をAIが画像で判定し、必要時にはノズルチェンジャでノズルを自動交換することが出来ます。今まではオペレータの方が加工を止めて、ノズルを外し、目視で確認し、損傷や変形が見られた時に手動で交換することが必要でしたが、AIが自動で交換作業を実施し、作業の効率化が図れます。

 ノズルに問題が無かった場合は、加工条件を自動調整し、加工を続けることが可能です。スケジュール運転等の際も安心して加工機から離れることが出来る様になりました。

 

・自社製ファイバレーザー発振器搭載

 自社製新型ファイバレーザー発振器搭載により、高信頼性と高生産性を両立。

 さらにリモートサービス「iQ Care Remote4U」による発振器の稼働監視・予防保全を可能とし、発振器5年保証を実現(※三菱電機指定のメンテナンス契約加入が条件)。マシンダウンのリスクを極限まで抑制します。

 

・AGR-ecoAdvanced Gas Reduction

 独自のガス流コントロールにより、窒素ガスの消費量を最大90%削減。

 薄板から厚板まで加工速度並びに切断面品質の向上を図り、これまでに無い付加価値を提供します。

 

<各機種共通の特徴> 

※一部対象外機種有

・Zoom Head

三菱電機独自の光学系技術を駆使した自社製加工ヘッド「Zoom Head」により、材質・板厚に応じてビームを最適制御。薄板から厚板まで信頼性の高い加工を提供し、現場の安定生産を支援。また、加工条件の選択の幅を拡大し、板厚・材質に合わせた加工レンズの交換が不要になり、段取り時間の削減が可能。

 

・最新制御装置 D-CUBES

 19インチの大画面スクリーンによるスマホライクな直感操作が可能です。

 MEL’S AR(オプション)による直感的な位置決め操作も可能です。加工機内カメラ画像を三菱電機オリジナルのAR技術であるMEL’S ARによって、全ての位置で歪みなく真上からみたような画像を表示し、材料と加工ヘッドの位置関係を直感的に認識可能。プログラム形状をドラッグ操作で容易に配置することができ、割り込みで端材に加工する際の段取り時間を大幅に短縮できます。

 さらに「簡易ネスティング機能」、「残材切断機能」も備えています。

 

今回は三菱ファイバレーザー加工機の最新機種「GX-Fシリーズ」をご紹介いたしました。

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