用語集

溶接[ようせつ]

溶接とは、2個以上の部材の接合部に、熱又は圧力もしくはその両者を加え、必要があれば適当な溶加材を加えて、接合部が連続性を持つ一体化された1つの部材とする接合方法です。溶接の分類には加熱方法で分類したもの、装置の仕組みで分類したもの、物理現象に注目したもの、冶金学的なもの、法令に拠るものなど多数の分類方法があります。レーザーで溶接とはレーザーで溶接部を加熱する溶接です。レーザービーム溶接とも言います。入熱量が少なく、非常に深い溶け込み深さが得られます。電子ビーム溶接と異なり、シールドガスを使えば大気中でも溶接可能です。現在はレーザー光源にYAGレーザーとCO2レーザーを使うものがあります。YAGレーザーは光ファイバーが使えるため、産業用ロボットに取り付けて使うことができます。CO2レーザーは光ファイバーを使うことが出来ませんが、大きな出力が得られています。既にシーム溶接やスポット溶接の代替技術として導入が進んでおり、さらに、中厚板の溶接が出来るようにレーザー光源の大出力化の開発が進んでいます。自動車部品、航空部品などで応用が進みつつあります。