三菱電機独自の自社製加工ヘッド「Zoom Head」とは
三菱ファイバレーザー加工機は三菱独自の自社製加工ヘッド「Zoom Head」を搭載しております。
今回は「Zoom Head」について特徴をご説明いたします。
<Zoom Head>
・従来ヘッド
今までのヘッドはレンズ選択により3段階の切替が可能でした。薄板用、通常用、厚板用の3パターンです。オペレーター様が切断する材質、板厚にあわせて加工レンズを手動で交換します。
・Zoom Head
三菱電機独自の光学系技術を駆使した自社製加工ヘッド「Zoom Head」により、材質、板厚に応じてビームを最適に制御します。その際、ビームモードも最適なモードに変更します。それにより、加工条件の選択の幅が拡大され3つの効果を発揮します。
1.ピアス品質向上
ズーム機構によりピアス時のビームを最適制御し、スパッタ、ピアス痕の低減を実現しました。
2.加工品質向上
ズーム機構により材質、板厚に応じた最適ビーム特性を選択可能。切断面品質が向上しました。
3.生産性向上
ズーム機構により生産性向上にも寄与。最適ビーム設定が可能となり、加工速度向上、ピアス時間短縮を実現しました。従来ヘッドでは加工レンズを手動交換していましたが、加工レンズの交換が不要となり段取性も向上しています。
まとめ
三菱電機独自の自社製加工ヘッド「Zoom Head」を搭載することで、加工性能はもちろん、段取り性の向上にも寄与し、スケジュール運転等の連続加工時も安心して加工機から離れることが出来る様になりました。これからもより進化していきますので、追加機能等が出てきたらご紹介していきたいと思います。
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