三菱レーザ加工機自動仕分けシステム【ASTES4】
今回は自動仕分けシステム『ASTES4』についてご説明いたします。
自動仕分けシステムとは材料搬入から仕分けまで、レーザの生産工程を自動化することになります。
~搬入から搬出までの流れ~
①材料搬入
梱包材から自動で材料を搬入。独自の1枚取り動作に加え、板厚検知センサーによるチェックで2枚取りを防止します。
②仕分け
形状に合わせて加工完了品をピックアップ。手間のかかるバラシ作業から作業者を開放します。
③加工完了品の積載
ピックアップした加工完了品をパレットに積載。仕分け先パレットを指定することで、次工程へのスムーズな連携が可能となります。
④端材の搬出
アームの先端をフォークユニットへ交換し、端材置場へ搬送。搬出後、ワークサポート上の小さな端材はブラシユニットで除去します。※ワークサポートのドロスを取る能力まではございません。
特徴
・目的に合わせた最適なピックアップツールを自動選定。様々な加工完了品に対応できるピックアップツールは標準付属となります。
・引出し+棚仕様の選択で長時間の連続運転が可能となります。※オプションで選択可能
・独立制御4本アームによる幅広い適応力。
・配置時に自由に回転ができるため、ネスティング上で互い違いに配置された加工完了品も向きをそろえて積載します。
・複数部材の同時ビックアップを行うことで、仕分け動作のタクトタイムを最小限にします。
・薄板から厚板まで最大25㎜の仕分けが可能です。
・1本耐荷重は500キロとなり、4本計2,000キロまで対応可能です。
自動仕分けシステムのカタログ
今回、ご紹介いたしました「三菱電機製レーザー加工機の自動仕分けシステム」のカタログをこちらから無料で入手いただけます。
まとめ
自動仕分けシステム『ASTES4』を導入した際の表になります。
ASTES4 | 従来通り | |
搬入 | 自動で搬入 | 玉掛けクレーンを使用し搬入 |
仕分け | 自動で好きなグループ毎に仕分け | 手作業でグループ毎に仕分け |
搬出 | 自動で搬出 | 手作業で搬出 |
夜間作業 | 出社後次工程へすぐに移行 | 仕分け作業を行うため次工程に行くまで時間がかかる |
説明動画もご一緒に参考ください。
仕分けシステム実機を用いた実演もご覧になれますので、お気軽にご相談ください。