アルミ加工対応可能な反射防止機能付きCO2レーザ加工機
CO2レーザ加工機でアルミ加工は無理!と思われているユーザー様は多いのではないでしょうか?確かにファイバーレーザと比較すると波長の違いで母材への吸収率が悪いのでレーザ光が反射し加工不良発生し、最悪は反射したビーム光が発振器内に戻ってきて発振器が破損なんてことがある可能性すらあるとも言われます。
しかし三菱電機製のCO2レーザ加工機では加工可能です。
三菱電機製のCo2レーザー加工機でアルミ加工ができる理由
理由は三菱電機の発振器は当初から実出力制御方式を採用しているからなんです。
共振器内の出力を常に一定に保つために高速パワーセンサーでレーザ出力をモニタリングしフィードバック制御しています。
これによりアルミや真鍮などの高反射材の加工中にビームが共振器内に逆流しても即座にパワーをコントロールし発振器を損傷することはありませんし、継続加工が可能です。
しかし他社ではフィードバック制御機能がない(=電流制御方式)ので、反射時にアラームを出し加工を止め、加工ヘッドでのシャッターなどで反射光を遮断することで発振器を保護するしかありません。また遮断が遅れ反射光が発振器に入ると破損する可能性もあります。
実出力制御方式 |
電流制御方式 |
レーザ出力を発振器の高速パワーセンサーで実際にモニターし、低出力ならば電流値を増やし、指令値と同等にする方式。 |
この電流を与えればこの出力で発振するはずと、あくまで見込みの制御なので実際の出力値が指令値と一致しているか不明。 |
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まとめ
三菱CO2レーザ加工機は実出力制御により、鉄やステンレスも安定加工できます。
また、アルミの1000番台でも発振器が破損することを心配することもなく加工できます。
CO2レーザ加工機はテーブルがオープン構造のため、使い勝手がよく、アングルなどに穴などの追加工も簡単にできます。ステンレスの加工面品質もファイバーより優れています。
何よりイニシャルコストがファイバーレーザ加工機の約半分ですので、実は導入検討のユーザー様は最近増加傾向なんです。
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