2022.12.14
技術最前線

三菱クロスフローレーザー加工機(CO2レーザ加工機)HV2-Rシリーズ

三菱クロスフローレーザ加工機(CO2レーザ加工機)のスタンダード機種「HV2-Rシリーズ」は、お客様の使い勝手をトコトン追求した機種となっております。今回はそのHV2-Rシリーズの主なラインナップや特徴をご説明いたします。

<HV2-Rシリーズの主なラインナップ>

【加工機仕様】

形名

ML1212HV2-R

ML2512HV2-R

ML3015HV2-R

移動方式

ハイブリッド方式(X軸:テーブル移動、Y軸:光移動

制御方式

X-Y-Z同時3軸(Z軸倣い制御も可能)

加工ヘッド

自動焦点プリセット加工ヘッド PH-XS

対象ワーク寸法

1,220×1,220(mm)

2,440×1,220(mm)

3,050×1,525(mm)

ワーク支持高さ

850mm

ストローク

1,250×1,250×300mm

2,500×1,250×300(mm)

3,100×1,550×300(mm)

早送り速度

X、Y:最大50(m/min) Z:最大65(m/min)

繰返し精度

±0.005mm

適合発振器

ML13XF、ML20XF、ML32XP、ML45CF-R

電源入力

加工機単体:6(kVA)

質量(加工機単体)

約6,600(kg)

約7,600(kg)

約9,600(kg)

 

【発振器仕様】

形名

ML13XF ML20XF ML32XP ML45CF-R

励起方式

SD励起三軸直交形

パルスピーク出力

2,500W 3,000W 3,200W 5,000W

定格出力

1,300W 2,000W 2,700W 4,500W

ビームモード

シングル 低次

出力安定度(%)

±1以下 出力制御時(対定格出力)

レーザガス組成

CO2:CO:N2:He=8:4:60:28

電源入力(発振器単体)

27kVA 33kVA 41kVA 69kVA

外形寸法

2,040×450×1,620(mm) 2,500×800×1,811(mm)

質量(発振器単体)

約1,200kg 約2,200kg

<HV2-Rシリーズの主な特徴>

・キーパーツの自社開発、自社製造

 主要パーツを自社で開発・製造することにより、機能・信頼性が高く、メンテナンス性にも優れた高機能な製品を生産。

 1人のサービスマンで全ての対応が可能。レーザ加工機に最適化された部品を開発・搭載。

 

・DR制御

 コーナー部で出力と速度の関係が常に適切に保たれます。独自の制御技術により、ドロスを削減可能。

 

・高速パワーセンサ

 高速パワーセンサによる安定出力制御・高反射材対策。

 レーザ出力をリアルタイムで監視することで、出力安定度±1%以下を実現しております。

 アルミ、銅などの高反射材鋼にも対応可能です(反射光が来てもすぐに補正を実施)。

・300mmのZ軸ストローク

 Z軸ストローク300mmを活かした成形品の追加工等も容易に可能です。

 パイプ加工用のターンテーブルもオプション対応できます。

 

・三軸直交型発振器

 独自技術の三軸直交型発振器により、高い安定性と低ランニングコストを実現しております。

 レーザガスを発振器内で封じ切るため、レーザガスの消費量を抑制します。

 

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今回は三菱クロスフローレーザ加工機の「HV2-Rシリーズ」をご紹介いたしました。

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